パソコンの話
- 専門用語や固有名詞がたくさんでてきますのでわかる人だけ楽しんで下さい(^^;)
さて、私のPC歴は中学2年から始まります。
当時はいわゆる「ナイコン族」で近所の電器屋さんに開店から閉店まで
入り浸ってました。
- シンクレア ZX-81
中学2年のお正月のお年玉でCASIOのポケコン PB-100を買うつもりでした。
パソコンなんて高値の花とあきらめていたのですが、お年玉が予想以上に
入りもしや自分もパソコンオーナーになれるかも〜と
5万円少々の予算で買える機種をいろいろと探しました。
PC-6001/8001/MZ-1200/2000すべて予算オーバー。JR-100ならなんとかなるかも
という状態でしたが実数演算ができないのでパス。
そんなときにシンクレアZX-81というイギリスのシンクレア博士が開発した
というパソコンの広告が目に入りました。(当時は三井物産が輸入)
結局あまりスペックも検討せずに購入してしまいました。
こいつがなかなかの曲者でして。標準でRAM 1KBでこのなかにV-RAMが含まれる
という代物で画面いっぱいのプログラムをつくるとLISTを表示するだけで
メモリ不足になりました。当然16KBのRAMを追加しました。
スピードはめちゃくちゃ遅かったですが高校入学までは結構楽しめました。
最近ZX−81のページがあるのを発見し、さらにはエミュレータも入手し
涙がちょちょぎれるくらい懐かしくなりました。
- MZ−2000
高校入学と同時にMZ−2000を入手して、ガリガリZ80しておりました。
プログラムの保存はもちろんカセットテープ!
当時の2000bpsというテープ速度は結構速い方でしたが、今考えると
ゲームやるたびにNIFTYなどからダウンロードするようなもんでしたから、
結構根性持ちだったんですね。今ならモデムの方が10倍以上速いんですから。。。
FDなんて、今で言うと80GBのHD位のありがたみがありました。
プリンタなんてとても買えず、プライベートリスト印刷には学校にある
PC−8001(mkII)のプリンタを使いました。
もちろん今のDOSのように機種が違ってもデータファイルの互換が
あるなんてことはありませんでしたから、MZ−2000でPCのテープ
フォーマットで保存できるコンバータを自作して利用してました。
このころですね100万分の1秒単位でプログラムの実行速度を
計算してプログラミングしてたのは。
また、ゲームの移植をよくやりました。
PC−8001のゲームをMZ−2000上で忠実(160x100ドットのグラフィックを!)に
再現したりして。。。このゲームは当時あったPioという雑誌に掲載されましたっけ。
思えば、このころからコンバータ、エミュレータには興味を持ってたようです。
- X1D
高校2年の夏休みにMZ−2000にFDをつけるためアルバイトに励
みました。お金を握りしめ秋葉原にいくとそこには処分品となっていた
X1DがMZのFDドライブの半値位で売られていました。
「フルカラーPCGだぁ、PSGだぁ、3インチとはいえFDD付きだぁ」
というわけで買ってしまいました。3インチFDは2D一枚1000円も
して、とてもおいそれと買えませんでした。今ならMOが買えますね。
わずか数枚のFDを大切に使いました。使用頻度が少ないFDは
BackUpCMTという自作のツールで46分カセットテープ片面にダンプして
保存しておりました(T_T)。つまりダンプしたテープからFDへ復活するには
20分位待つわけです。
このBackUpCMTというツールは仲間内では結構評判で5インチFDのX1
ターボユーザとのメディアコンバートに大活躍しました。
たかだか5インチ→3インチへのメディア変換に40分以上かかるのでした。
まさに趣味の世界(^^)。
- X1D-DX2(デラックス2)
しかしゲームなどの収集を始めますとどうしてもFDが足りなくなります。
というわけでPC8801を買い換えるというひとから裸の5インチFD
ドライブゆずってもらいこれをX1Dにつけました。
作業といっても信号ケーブルと電源ケーブルをつなげるだけなんですが
お金がないため信号ケーブルは自分で半田付けでした。
無数(といっても30数本ですが)の半田付けのため何カ所がやけどをしました(T_T)。
このX1D−DX2という名前は当時あった雑誌Oh!MZの改造記事から取った気がします。
満開製作所の祝一平さんお元気ですか?
[追記]
1999年4月 祝一平さんがお亡くなりなりました。ご冥福をお祈り致します。
- FACOM-M140F
実は高校は6学科にわかれた総合専門高校で、自分は情報技術科に
おりましてHOSTコンピュータを結構自由に使わせていただきました。
月額使用料が格安の180万円だとかで、当時その金で毎月パソコン
買ってくれればいいのにぃと思っておりました。
高校3年の夏休みに数名のメンバーと情報処理試験にでてくる
アセンブリ言語のCASLのシミュレータをつくりました。
開発言語はなんとFORTRAN77!総ステップ数はたかだが3000〜
4000程度でしたが当時の自分達にとっては結構なプロジェクト
でした(^^)。
結局完成したシミュレータはその後の生徒たちの教育用に数年間は
使われたようです。また、これを通産省主催のプログラムコンテストに
出品し優秀賞をとったとかとらないとか。。
さて、このHOSTコンピュータですが当時でも結構モデル末期のもの
だったようで、主記憶3MB、DASDが135MB×4台、(洗濯機2台分位の大きさ^^;)
ラインプリンタ、日本語ラインプリンタ(連続用紙を使う巨大なレーザプリンタ)、
端末4台、という環境でした。
そんなわけで商業科の生徒40人がCOBOLを走らせたひにゃいつまで
たっても出てこない。まぁこのスペックではしかたないですね。
- そして現在、名無しのパソコン
就職後、しばらくはとくにPCを買いませんでした。
仕事が仕事ですからPC9801やDOS/Vマシンは毎日いじっておりました。
プライベートで使うためにPHILIPSのNOTE-パソコンを購入し、しばらく使っておりましたが
デスクトップもほしくなり部品をバラバラと買ってきて組み立てました。
というわけでメーカー名、機種名は存在しません。人に聞かれると自作と答えることが
多いです。
[1999/10/17]
- CASIO FX-100
これはパソコンではなく電卓です。
高校入学時に学校から支給されたものです。(実際には買わされたのですが。。)
高校の先生は「科学の粋を集めたすごい電卓です!」といっていたのですが
いわゆる普通の関数電卓です。当時でも結構古いモデルでボタン電池ではなく
単3電池2本を使うので結構厚みがあります。おかげで電池寿命はめちゃくちゃ長く
3年くらい平気でうごきます。
手に入れたものは徹底的に使いこなすということで
- 電卓ベンチマーク
(69の階乗 69!)の計算速度をほかの電卓と比べてどっちの電卓が速いと一喜一憂する。
これは階乗の計算は関数電卓のなかでもっとも時間がかかる処理なのでこれで電卓の計算速度がよくわかるのです。
ちなみになぜ69!なのか、それは70!では10の100乗を超えてしまい普通の関数電卓ではオーバーフローしてしまうのです。
- ブラック液晶
中の液晶のフィルムを表裏入れ替えて黒地に白抜きの数字表示する改造するのです。
たいへん格好いいのですがめちゃくちゃ表示が見みにくくなります。
CASIOのデジタル腕時計のスプーンを10年は先をいく改造でした。(^-^)
- ハイパーオリンピック
当時のロサンゼルスオリンピック(ほんとに年がばれるな)に乗じたゲームセンタのゲームの真似で1++
(他メーカーの電卓では1+だけでOK)としたあとに
=キーを100回押してその時間を競うのですが10秒強の時間ひたすらキーをたたきつけるのでフィニッシュのときには
ほんとに100m走ったようにぜぇぜぇしたものです。(^^;)
なんてことを「授業中」によくやってました。
この電卓はほんとに丈夫で15年経った今も会社の女の子1の手の上で元気に働いております。
- SHARP PC-1401
これもパソコンではなくポケットコンピュータ、ポケコンです。
他のポケコンと比べて電卓モードも持っていたので普通の関数電卓としても使えました。
16進数の計算もサポートされていたのでアドレスの計算には結構重宝しました。
またBASICだけでなくマシン語も使えたので
結構高速なゲームを楽しむことができました。購入時にすでに生産中止なっていたので海外向けのものを購入しました。
もっとも漢字はおろかカタカナもサポートされていない機種なので取説が英語以外まったく困りませんでした。
RAM4KB(4MBじゃないよ!)ということでゲームなんか走らせるとすぐにRAM不足になりますが計算機としては充分です。
高校の卒業研究で友人とこのポケコン用のクロスアセンブラを作りました。
こいつを会社の同僚のドイツ人に見せたら、「おぉ俺はPC-1501を使っていたぞ!」といっておりました。
こいつは最近 Visual Basicをはじめた会社の女の子2により第2の人生を歩むことになりました。
(彼女はこれでBASIC言語が動くのに感動してました)
[2000/01/11]
- NEC Mobile Gear (MK32)
1997年の年末、会社の女の子2がパソコンを買いたいということで、
秋葉原まで一緒に出かけました。そちらの買い物は一通りそろったのですが
ふと寄ったツクモに前から欲しがっていたモバイルギア(通称モバギ)が7万円ほどで
売られていました。現在のモバギはWindowsCEマシンですが
当時のは、専用OSっぽくみえますが中身はDOSマシンだったのでした。
CPUは486相当、RAMは7.6MBのマシンが単三電池2本で25時間も
動くので、お外でメールには最適です。さらに決め手になったのは
キーボードです。これなら完全にブラインドタッチができます。
それにDOSならソフトもいろいろつくれるし。。。
しかし、衝動買いするにはちょっとした金額です。
「う〜ん、欲しいけどどうしようかなぁ。」と
先ほどの彼女に聞いてみるとすでに10万円単位の買い物を済ませて
すっかり、「気分はL」になっており
「買っちゃえ!買っちゃえぇ」とのお導き。
結局だれかに背中を押してほしかったわけで買ってしまいました。
さっそく、モバギをDOSマシンとして使えるように設定し、
昔よく使っていた FILMTNやVZなどを入れて楽しんでおりました。
実際、こいつの機動性のおかけで国内はおろかドイツ出張や
ハワイ旅行にはたいへん重宝しました。
結局1年半ほど活用したのですが毎日持ち歩くには少々大きすぎ
メールは書くより見ることが多く、入力もすでにあったサブノートパソコンで
で行うことが増えてきました。
というわけで後述のCASIO E55にバトンタッチしてまもなく売却いたしました。
ただ、このMK32はモバギの最後のDOSバージョンということで
結構根強い人気があり高値で売ることができました。
(このときの資金が早速DVDマシンになっちゃったんだけどね)
- CASIO E55
だんだん近況報告的になってきましたが数年後になつかしくなるのだろうということで書いてみます。
今度は小さいマシンがいいと思ったのですが、キーボードつきならどうしても
ブラインドタッチにこだわってしまうので、これでは小ささに限度があります。
そこで今回は思い切ってキーボード無しのパームトップサイズにしました。
IBMのワークパッドも魅力だったのですが以下の理由で WindowsCEにしました。
1) CPUパワーがそこそこあり、MP3プレーヤとしても使えるので通勤時にこれで
音楽が聴ける
2) WindowsCE なので VisualBasicでもソフトの開発が可能
3) Outlookのデータがデスクトップと同期がとれるのでスケジュール管理がやりやすい。
E55の購入は値下がりを見越して時期を探っていたのですが
いつまでたっても下がりません。LAOXにいくと値段は変わらないが
16MBのフラッシュメモリと携帯との接続ケーブルもつけるとのことでした。
実質1万円ほどの値引きでした。ならばということで購入してしまいました。
たいへん気に入っているのですが以下の点が気になります。
1)CPUパワーがもうちょっとほしい(バッテリとのトレードオフなのだが。。。)
2)カタログ値で20時間持つことになっているが実質もっても7時間。自分の場合、月2回の電池交換が
必要となり使いふるしの単4電池が異常発生して地球にやさしくない。
# これには充電式の電池を購入により対処したがこの費用はおよそ単4電池代3年分に
相当し、これからE55を3年も使うのだろうかと自問する日々。
3)やっぱりWindows(^^;なので定期的にリセットが必要になる。
まだしばらく使うと思うけどSONYあたりからPalmの新しいのがでるらしいからそれ次第では。。。。。
[マシンご近影]
- CPU Pentium 75MHz(を100MHz稼動^^;)
- RAM 16MB(早く32MBにしたい)
- HDD 800+512MB(他に交換用512+120+120+100MB)
- VIDEO S3-864-2MB
- Sound Blaster16+CD-ROM
- MODEM 内蔵 28.8kbps
- MOUSE シリアル3ボタン
- DISPLAY Mag 15"
- OS Windows95(+PC-DOS7.0,Linux)
↑実はこのマシン会社のものになってしまいました。(96/09現在)
おかげでメモリも64MB食べて元気に稼働しています。
というわけで自宅にはマシンがありません。
P6−200MHzあたりを奮発しようかなぁでも活用度からいって
仕事でこれを使った方が快適になりそうだし、それではなんとための
奮発かわからないし。う〜ん
1999年4月現在
2年前に購入したP6−200MHzマシンもすでにCD−R焼き用の
マシンになり
現在のスペックは以下のとおり。
- CPU Celeron 300AMHz(を450MHz稼動^^;)
- RAM 256MB(1999/06 128MB追加)
- HDD 17GB+4GB(1999/07 17GBに変更)
- VIDEO RIVA-128ZX-8MB
- Sound PCI Sound Borad
- ATAPI PD
- MOUSE ロジテック(ロジクール)スクロールボタン付き
- DISPLAY Iiyama 17"
- OS WindowsNT4.0 + IE5
1999年10月現在
自宅でDVDが見たいということで追加しました。(結局専用機の方が安かった^^;)
VIDEOやSOUNDがオンボードなのでスロットにはほとんど追加してません。
スペックは以下の通り、
CPU Celeron 366MHz(を520MHz稼動^^;)
RAM 64MB(ここ最近のメモリ大暴騰でこれしか買えなかったT_T)
HDD 5.1GB
VIDEO i810マザー内蔵
Sound i810マザー内蔵
ATAPI HITACHI DVD(No-Regionらしい。。。)
ATAPI PD
MOUSE ロジテック(ロジクール)スクロールボタン付き
DISPLAY NEC 17"
OS Windows98 + IE5/Linux/Windows 2000 RC2
Others PCMCIAスロット
Last Update 2000/01/12